一ノ瀬エリーの(叶わなかった)夢
こんばんわ。一ノ瀬エリーです。
平凡なOLの私には毎日綴れるほどの出来事がありません。
ブログ開設2日目にしてもう書くことがない。
こうなってくると、もはや三日坊主にすら尊敬を覚える。
そう考えると海外ドラマの「24」ってすげぇよね。
24時間のうちに色々起こりすぎてる。私の1か月より濃い。確実に。
見たことないけど。
とまあ、前置きは置いといて
きょうは一ノ瀬エリーの甘酸っぱい青春時代の思い出を綴りたいと思います。
こんな私にも青春時代というものはありまして
片思いとかしちゃってたわけ。
小学1年生から高校2年生まで。11年間も。
まあ、この「片思い」は11年後に見事ハッピーエンドを迎えるんだけど、
次に訪れる「両想い」はわずか6日でエンドを迎えました。
蝉が土の中にいるより長い期間温めた想いは蝉の一生より短かったわけ。
くすぶってる時間は私のほうが長かったのにな。なんでだろ…。
11年間の片思いのお相手はほんとにベタに幼馴染み。
サッカー少年でスポーツ万能だった。
ただ校長先生の長話に弱くて、運動会の練習ではしょっちゅう倒れてた。
そんなギャップもいいとか思ってたり。思ってなかったり。
小中高の頃、彼は非常によくモテた。
中学校まで同じだったんだけれど、彼の第二ボタンの倍率ったら
すごかったよね。
ここだけの話、その第二ボタンもらったの私なんだけどね。
幼馴染みのよしみってやつ。
かるーく冗談のつもりで「第二ボタンもらってあげてもいいよ」っつたら
普通にくれた。
「誰にあげるか迷うのだるいから、当たり障りのないエリーちゃんにあげる」って。
「ありがたみない」とか言いつつ受け取ったけど、ありがたみしかなかったぞ♡
でもそのあとちょっとしたパニック起こってた。
あれ?第二ボタンもうなくね?って誰がもらったの?って。
女の子たち騒然としてた。まるで強盗にでも入られたかのような顔してた。
友達とのお別れも早々に切り上げ、逃げるように帰宅したよね。
そんな彼と中学3年生のとき将来の夢の話をした。
「夕方の公園で2人で」ってところまではロマンチックなんだけれど
その時してたのは体育祭のムカデ競争で使うムカデの足を編むっていう作業。
誰かのお母さんの使用済みのパンティストッキングを編んでた。
ちなみに三つ編みね。
彼の夢は「サッカー選手になってスペインでプレーする」っていう
中学生が好きそうなでっかい夢だった。
でも純粋無垢な中学2年生の一之瀬エリーは彼の夢を心から応援したいって思った。
気付いたら「私、大学でスペイン語勉強して通訳なってあげるよ」って言ってた。
彼も乗り気になって「頑張るわ」とか言っちゃってんの。
そっからとりあえず英語はすっげー勉強したよね。
英検とか受けまくったし、市主催の英語スピーチコンテストにも出た。
毎週「英語でしゃべらナイト」見てたし、洋画も字幕で見てた。
彼もすっげーサッカーの練習頑張ってたと思う。知らないけど。
でも時の流れって怖いよね。
大学生になった私はなぜか「社会学部」に在籍してて
第二外国語では「フランス語」を専攻してた。
で、今はこうやってしがないOLやってる。
英語もほとんど喋れないし、スペイン語なんてとんでもない。
一方彼はというと、普通にサラリーマンしてる。
スペインにも行ってないし、サッカーもしてなさそう。
時の流れってホントに怖い。
でもムカデの足を編みながら彼とした(叶わなかった)夢の話も
今となってはいい思い出です。