一ノ瀬エリーのOL日誌

クズの本懐

スマホ対応手袋が

反応してくれません。

一ノ瀬エリーです。

 

 

このまえの土曜日

政春と1年半ぶりに会ってきました。

 

全然変わってなかったよね。

目の下のリンパを流す癖も

変わってなかった。

変わってたのは吸ってるタバコくらいだった。

 

共有していた思い出たちの

現状報告をひとしきり言い合って

それから仕事の話をした。

 

OL時代には政春とは

技術的な話は一切できなかったんだけど

エンジニアのたまごになれた私は

1年半を経て政春と技術的な話を

できるようになっていた。

 

それが何よりうれしくて楽しくて

ごはんもそんな食べれなかったけど

それでも満腹になれた。

 

政春と久しぶりに会って

わかったというか学んだこと

なんだれけど

「心の距離が近ければ幸せ」ってことでも

ないんだなってこと。

 

近くなればなるほど

視野が狭くなるっていうのは

人間関係でも

当てはまるんじゃないかなって思った。

 

でもちょうどいい距離感って

難しいよね。

 

さて、これから物差し持って

人と話すことにしようかな。

逃げるは恥だが役に立つ

こんばんは。

こたつ布団の偏りが気になる

一ノ瀬エリーです。

 

きょうは定時に退社できたので

ブログを更新致します。

 

念願かなって?設計職という職種に就けた

一ノ瀬エリーですが、未経験の業種で

毎日四苦八苦しております。

 

毎日パソコンで図面と向き合う。

気付いたらお昼!みたいな感じです。

 

あと、用語がわかんねえ。

バーリングって単語が何故かボーリングに聞こえて

そっから3分くらい勘違いしたまま話してたよね。

全然話がストライクしない訳だわ。

 

 

今の部署は7人くらいの部署なんだけど

私を除く6人は全員男性なんだよね。

そう。両手に花瓶状態なわけ。

 

ただね、みんな30overなわけ。

だから、話題のネタが入ってくるのが遅いの。

PPAP、いまだに流行ってんの(笑)

 

あと、男子校的なノリがあって

みんな話すときの距離がめちゃくちゃ近い。

え?できてんの?ってくらい。

その結果

一ノ瀬、無事に腐女子への道を進み始めたよね(笑)

 

顔立ちがきれいで(中性的で)、色素が薄い系(色の白い)の人が

2人いるんだけど、もう完全にそっちかと思ったよね。

2人距離近すぎんだもん。あーこれ、ヤっちゃってますわ。

ストライク決まっちゃってますわって思ってた。

 

そしたらさ、好奇心旺盛は一ノ瀬は、真相を確かめたくなる訳。

悪い癖だわ。まじで、悦子市原だわ。

 

で、まず、周辺の観察から始めたわけ。

やっぱり、刑事、現場百遍っていうじゃん?

で、2人の机とかをちらちら見るようになったの。

 

で、目を疑ったよね。

1人の人の机にキャラクター(サンリオ系)のグッズが

置いてあったの!!

あーもうこれ、黒ですわーって思った。

 

でもね、一ノ瀬、まだ攻めたくなったの。

F1レーサーのコーナーかってくらいインに攻めたくなったの。

 

一ノ瀬、聞いちゃったよね。

「そのキャラクター好きなんですか?」って。

 

そしたら

「え?どれ?」って

 

あ、やべ、これ、地雷踏んだ?ってなって

一ノ瀬、なんかそこでキョドっちゃって

「これです。かわいいですよね。私大好きなんです。」

って口走ってた。

刑事失格じゃん。容疑者に踊らされてんじゃんってなったよね。

 

そしたら

「ああ、これ?コンビニのお茶についてた。欲しかったらあげるよ」

って言われちゃった訳。

 

 

はい。白でした。

なんか、ちょっと落ち込んだ自分がいたよね。

 

で、逆に、私、そのグッズが欲しいから

喋りかけたみたいになっちゃったよね。

恥ずかしい極まりない。

 

結局、25歳にもなって、キャラクター好きのやつ

みたいになっちゃって

むしろ、若干無理してキャラグッズ買ってる

自分がいるよね(笑)

 

 

まあ、これが俗にいう、予言の自己成就ってやつですね。

 

転職しました

お久しぶりです。

一ノ瀬エリーです。

長らくブログをお休みしてましたが

各所を転々としておりました。

時には金沢

時にはシンガポール

...ニート万歳ってやつです!

が、しかし!

このたび、一ノ瀬エリー

大躍進を致しまして、

念願叶って設計職に

就くことになりました!!

(パチパチ)

やっと試用期間も終わり

正社員となれたので

これからまたぼちぼち

日常を綴って行きたいと思います。

もうきっと政春は

出てこないだろうけど

政春も念願叶って?

就きたい仕事に就けたみたいです。

近況でいえば、

「セックスもデートの一環やと

思うようになってきた」という

名言(迷言)を残してくれたので

やっぱり彼はすごいなって思います。

思い出話はこの辺にして

次回からはエリーのドタバタな

毎日をご紹介して行きたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します。

一ノ瀬エリーより。

ヨウレンキン

ご無沙汰しております。

一ノ瀬エリーです。

 

ここ数日、病に伏しておりました。

その名も「溶連菌感染症

この、いかつい名前の感染症

大流行してんだって。

 

幼稚園児の間で。

 

39度の高熱にあえぐ一ノ瀬を横目に

もうね、病院の先生

ちょっとにやけてたよね。

「こどものかかる病気だね」

って言った時。

 

 

でもね、本当の悲劇はここからなの。

 

わたくし一ノ瀬は

もともと腕の血管が見えにくい体質で

採血にかなりの時間を要するの。

 

中学とか高校の定期健診の採血

1発で採ってもらえたことない。

 

でもね、先生さらっと言ったよね。

「このあと採血と点滴しときましょう」って。

大学生の常套句「おつかれ~」みたいな

テンションと軽さで。

 

で、看護師さん来たよね。

朝飯前でしょみたいなトーンで

「利き手と逆側出してくださーい」って

 

一ノ瀬、左手を素直に出したよ。

 

看護師さんの顔、ちょっと曇ったよね。

ああ、これは朝飯前の腕じゃねーなって。

 

看護師さんもプロだから臨機応変に

「右手にしましょうか」って先手打ってきたよね。

さすがプロ。

 

でもね、大差ねえの。

瓜二つなの。

どっちも血管見えねえの。

一ノ瀬の腕のほうが一枚上手なの。

採血を拒むプロなの。

 

でもね、看護師さん

一ノ瀬の右手から逃げなかったの。

意を決しちゃったの。

こっちで血、採るぞって。

 

アルコールで消毒し

いざAllez!ってな感じで

フェンシングのごとく

針をぶっさしてきた。

 

まあ、全然血出てこないよね。

 

で、針刺したまま血管探すんだけど

もう激痛!

 

39度超えの熱が出てる一ノ瀬

思わず「痛い」って叫んだよね。

ただでさえ病める身体を

これ以上傷つけられることに怯えた。

 

「大丈夫ですよ~」って言いながら

看護師さん針抜いてたけど

大丈夫かどうかはこっちが決めっから。

もう23歳だから自分で決められっから。

 

で、もう腕からの採血は不可能だと

思われたようで

次は左手の甲にアルコールを塗りだした。

 

腕以上の激痛。

こっちでも血管探してやんの。

もうね、痛い痛い痛い痛いって

言いまくってた。

 

そして泣いた。

一ノ瀬エリー23歳、号泣。

 

看護師さん、どっか出てったよね。

次帰ってきたの先生だったからね。

 

「一ノ瀬さん、点滴はやめようか」

この一言で泣き止む私。

 

でも先生は続ける

「採血だけはさせてくれない?」

 

まさに飴とムチだね。

 

もう先生自ら採血してくれてた。

一発だった。

やっぱ先生すげえわ。

 

このころ私を号泣に追い詰めた看護師さんはというと

私を病院に連れてきてくれた人を

探し回ってくれてたみたいで

採血が無事終わったころに

付添人と共に処置室に入ってきました。

 

付き添ってくれてた人

泣き顔の一ノ瀬みて唖然としてたよね。

 

だって状況知らないで見れば

採血嫌で泣いてる子みたいになってたし。

 

もうね、一から説明したよね。

でもたぶん2割疑われたままだよね。

 

 

 

そして4日後、熱も下がり

こうしてブログを書けるようになりましたとさ。

 

 

みなさんも溶連菌には注意してください。

まあ、大人なみなさまには感染しないでしょうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望がんばれ

ルービックキューブ

マイブームです。

一ノ瀬エリーです。

 

一ノ瀬の総合職の話は

なくなりました。

 

こうなる予感が

しなかった訳ではなかったけれど

これが現実として目の前に

立ちはだかってくると

人生は小説より奇なりって言葉が

身に染みました。

 

一ノ瀬の人生

どうやらハードモードっぽい。

 

やはり毎日がシェイクスピア

To be or not to be.

というかNot to beを選べない時点で

人間は生まれながらに

ハードモードなのかも知れません。

 

OLライフは終焉を迎えなかったので

このブログのタイトルはこのままで

大丈夫になりました。

 

もう落ち込んでないっすよ!

 

政春の座右の銘である

「行雲流水」をこんな時に体感するなんてね。

まさに人生は小説より奇なり。

 

 

 

先日、政春と親子丼の

専門店に行きました。

 

話題のお店で

案の定混んでおりました。

 

お店の外の行列に並んで40分

お店の中で並んで10分

お店の中の椅子に座って20分くらい

待ったと思う。

 

私と政春の前に

着物を着た観光客っぽい

女の子3人組が並んでて

終始標準語だったのに

イラッとしてたんだけど

その3人組のせいで椅子の空きが

狂い出したんだよね。

 

店内で待つための椅子、

偶数個しかなかったわけ。

 

で、私と政春の後ろも

カップルばっかだったわけ。

そう、2人組ばっか。

この店は2人組のお客さんが

多い店なんだろうね。

 

だから、3人組が座りだした時点で

次のお客さんが席に着くまで2人のうち

1人は立っとかなきゃいけない計算になる。

 

でもね、政春、ずっと立ってたんだよね(笑)

着物の女の子3人組:座る

一ノ瀬:座る

政春:立つ

後ろのカップル2人:座る

後ろのカップル2人:座る

もうね、痔なのかなって思うくらい

頑なに立ってんの。

 

私のために立ってくれる

初めの1回は分かる。

そりゃ、レディーファーストっていうし?!

でも政春、私たちの後ろの

カップルたちも座れるように

1人ずーっと立ってんの。

メンズにもファーストしちゃってんの。

 

どんだけ優男?

 

政春のこと見直したわ~って思いながら

彼を見つめる。

 

 

 

 

ジーンズのチャック

全開だったよね。

 

もうね2度見しちゃった。

いろんな意味で見直しちゃった。

 

 

親子丼

とても美味しかったです。

お局様

すっぱいくらいの

ぬか漬けのきゅうりが

大好きです。

一ノ瀬エリーです。

 

先日、私の腹心の友

嵐山時子に会いに行きました。

 

隣の席のキラキラ量産系女子たちの

Boy meats Girlのお話を聞きながら

私たちはパンケーキを貪りました。

 

キャラメルマキアート

チョコレートモカなど

キラキラ女子ワードが並ぶメニューの中から

「アイスコーヒー」をチョイスした

嵐山と一ノ瀬のブレのなさ。

 

もうね、内村航平の床ぐらい

ブレてなかった。

 

甘いもののあとは苦いもの。

まさに人生のような選択をした私たち。

甘いものを食べた後に

甘いものが飲めるようになれれば

私たちもBoy meets Girlの話が

できるようになるんだと悟った。

 

パンケーキを貪る間

嵐山と一ノ瀬から繰り出されたのは

終始ブラジリアンワックスの話。

 

ブラジリアンって響きに

キラキラや量産は似つかない。

ある種のエロスさえ感じる。

もうね、私たちは大人なんだなって

思ったよね。

 

一応ね、恋バナっぽい話もしたんだよ。

一ノ瀬「時子、彼氏できた?」

嵐山「出来てたら報告してる。一ノ瀬は?」

一ノ瀬「同じく」

 

私たちの恋バナなんて

パンケーキの店に並んでる間に

終わりを迎えました。

だってこの1年間

Boyとmeetsしてねぇもん。

ロマンスの神様に見放されてんだもん。

 

 

もう店内に入ってからは

ブラジリアンワックスの話しか

できなくなる。必然だよね。

 

で、ブラジリアンワックスの話も

尽きてきたころお店を出て

ぶらぶらするんだけど

嵐山も一ノ瀬もまったく

流行について行けてないわけ。

 

一ノ瀬、雑誌は

ananしか読まないし(占いのページを立ち読み)

嵐山は最近雑誌すら読んでないという。

大学時代はよく図書館で雑誌を読んで

帰ってたことを思い出し2人して遠い目をする。

 

結局歩き疲れて夜ごはん。

もちろん、オムライスやパスタじゃない。

私たちの夜ごはんはしゃぶしゃぶである。

 

大学時代から、嵐山とは

パスタを巻いたことがない。

 

2人でごはんってなったら

かつ丼とか定食とか

とにかくがっつり食べてた。

肉食系女子の名を欲しいままにしてた。

 

しゃぶしゃぶ中も私たちに

Boy meets Girlの話ができるわけもなく

話題は会社の話になった。

 

 

 

どこの会社にも「お局様」は存在するという。

 

というか、どんな新入社員でも

10年近く働けばおのずとお局様にはなれる。

本人にその意思があろうがなかろうが

お局様となってしまうのである。

いわば、時の流れの必然性の産物である。

しかし、お局様というワードはマイナスの

イメージを持って使われがちである。

 

では、なぜ「お局様」には

マイナスのイメージがついてくるのだろうか。

 

うちの会社にも「お局様」がいる。

 

アラフォー・独身・高学歴という

3拍子そろったお局様である。

この3拍子揃えればお局界でも

結構な重鎮になれんじゃないかな?

 

特に意地悪というわけではないのだが

厄介なのが気持ちが若いという点である。

 

やはり、女はいつまでも女なのである。

 

子どもさんがいるお局様は

お局様感よりも

お母さん感が強い。

たぶん、私たち新入社員を女ではなく

子どもだと思っている節がある。

そうじゃなかったら

夜ごはんの心配をして餃子を作って

持ってきてくれたりしねえもん。

 

しかし、上記の3拍子揃った

お局様は私を1人の女性として扱ってくれる。

それは大変光栄なことである。

でもね、ジェネレーションギャップがすげえの。

イマドキの23歳そこらのカップルは

デートでフェリーでディナーとかしねぇの。

僕たちゆとりはスタバとかでも

全然デートが成立すんの。

 

むしろ船酔いすごすぎる一ノ瀬は

フェリーに乗ろうもんなら飲む前から

吐いちゃうの。確実に。

彼氏に酔いしれる前に船に酔いしれちゃうの。

 

前置きが長くなりすぎたけど

ある種の「関わりづらさ」が

「お局様」へのマイナスイメージを

強化しているのではないかと

一ノ瀬は考察するわけ。

 

でもね、この仮説を

嵐山は覆してきたの。

 

嵐山「2年目の先輩がお局ってきた」

って一言で。

 

もうね、お局ってワードの

守備範囲の広さに脱帽したよね。

イチローもびっくりだと思う。

 

明日は我が身だって思った。

私たちだって

もう着実にお局化し始めてる

ってことだからね。

 

 

 

いつかお局様と陰で呼ばれる日がくる。

それを素直に受け入れようと

思った一ノ瀬でありました。

みんなちがってみんないい

お尻にセルライト

発見しました。

老化が止まりません。

一ノ瀬エリーです。

 

「お尻」「セルライト

「落とし方」

上記が最近の一ノ瀬の

検索ワードのトップ3です。

 

 きょうは美容院に行ってきました。

 カットとカラーをしてきました。

白髪がすごいので。

 

そこで繰り広げられた壮大な

勘違いをきょうは綴りたいと思います。

 

美容院では基本的に男性の

美容師さんにカットしてもらいます。

 

大学時代、したい髪型を雑誌で選んで

切ってもらっていたんですが

それに近い髪型になったためしがない。

どこの美容院でも前髪を短めに切られてしまう。

彼氏がいればaikoのシャッターの歌詞のような

素敵なひと時を過ごせるんだろうけれど

23歳の切りすぎた前髪は

セルフカットの失敗だと思われる。

 

 

だから一ノ瀬、男性の美容師さんに

「私に似合うような感じにしてください」

って言って切ってもらうようにしています。

 

あらかじめ

なりたい髪型を用意しないと

どんなに前髪が短くなっても

落胆しないんです。

 

なぜ男性の美容師さんに

髪を切ってもらうのかというと

トキメキを求めているから!

 

ではなく

 

女性のかわいい!似合う!を

信用していないからです。

切りすぎた前髪を

「かわいい!似合う」と言う

LINEのトップ画が自撮りの

キラキラ量産系女子を私は信じません。

 

一ノ瀬の愛する友達

嵐山、テレサ、小原たちは

私の前髪を見て爆笑しました。

 

これが友情です。

 

で、きょうもいつもの美容師さんに

切ってもらっていたんですが

シャンプーとトリートメントは

アシスタントっぽい男の子がしてくれたんです。

 

トリートメント中、一ノ瀬は

雑誌を読んでいました。確かarだったかな。

で、「職場での人間関係のお悩み相談」

みたいな特集記事を読んでたんです。

 

「職場の人間関係で悩んでるんですか?」

とアシスタントの男の子(以下:アシくん)

 

一ノ瀬:「まあ、悩みとまでは…」

アシくん:「色々ありますよね~」

一ノ瀬:「そうですよね~ 同性って難しいですよね」

アシくん:「同性ですか~」

 

ここでアシくん少し考える

 

アシくん:「僕も同性したことあるんですけど」

一ノ瀬:「?」

アシくん:「難しかったです」

一ノ瀬:「?」

アシくん:「すぐ解消しちゃいました」

 

ここで一ノ瀬、気付く

私とアシくんの思っている

「ドウセイ」

は同音異語であると。

 

一ノ瀬のドウセイ=「同性」は

男や女、雄雌の性が同じであることの意。

アシくんのドウセイ=「同棲」は

一緒に住むこと。特に正式に結婚していない

男女が同じ家で一緒に暮らすことの意。

 

アシくんは私の言った

「同性」を「同棲」と

勘違いしていたのである。

 

勘違いに気付いたが、一ノ瀬

訂正する勇気が持てない。

だってアシくん勘違いしてる上に

自分の恋愛遍歴を初対面の私に

話してくれちゃってるんだもの。

 

そこからの一ノ瀬、もう

話を合わすのに躍起になったよね。

赤裸々告白をしてくれたアシくんに

恥をかかせまいと。

 

一ノ瀬:「そうですよね~

やっぱり価値観とか違いますもんね」

 

とはいったものの一ノ瀬

同性とも異性とも同棲したことねぇ。

むしろ同棲できる相手がいねぇ。

一刻も早く次の話題を探さなくては!

 

アシくんのターン

 

アシくん:「ですよね~ 

同棲してどれくらいですか?」

 

キター!来てしまったー

絶対されると思ったよ、この質問。

そりゃそうだよね。

同棲の話してんだもん。

Hou are you?

I'm fine thank youに続くHow about you?くらい

自然な流れだよね。

 

一ノ瀬:「あ~…これからしようかと」

 

自分でも思った

これ最高の返しだと。

これで嘘つかずに済むぞ!と

 

アシくん:「頑張ってくださいね」

 

一ノ瀬:「頑張ります」

 

アシくん「付き合ってどれくらいなんですか」

 

そりゃそうなるわな。

同棲って付き合ってる異性とするもんだしな。

この質問もごく自然な流れだよな。

 

一ノ瀬:「今遠距離なんですよね、大学時代からで」

 

はい。一ノ瀬、嘘つきました~。

でもね、でもね、これはアシくんに

恥をかかせないためについた嘘だから

方便とみなされるよね?

 

アシくん:「そうなんですか~長いんですね」

 

一ノ瀬、次の話題を探す。

休日であるはずの日曜日に

頭をフルに回転させる。

あ~どうしようどうしようどうしよう。

 

アシくん:「お疲れ様でーす。トリートメント

流しに行きましょう。」

 

神は私を見放さなかった。

 

 

 

髪だけにね。